2023/06/12
借金が返済できなくなって債務整理をしなければならなくなる人というと、お金にルーズな人なのだろうと思う人は多いようですが、多重債務で苦しんでいる人の中にはかなりまじめな人もいます。まじめな人でも債務整理をしなければならないのはなぜなのでしょうか。まず、多重債務に陥りやすいケースを紹介します。ちょっとかりるだけならカードローンは非常に便利です。
そして、ちょっと借りるだけならすぐに返済できるでしょう。それが積み重なっていくと、すぐに返済できないくらいの金額になってしまいます。たとえば、最初は10万円くらいしか借りていなかったのが、徐々に増えていっていつのまにか数百万円くらい借りているような状況になることもあります。このようになって返済できなくなると、遅延金利が適用されて利息は一気に増えます。
たとえば300万円で遅延金利が20%なら、年間で60万円は利息に消えます。つまり、5万円ずつ返済していっても、借金は永遠に減らないのです。利息だけでも返済をしていくことができれば借金は増えないのですが、それができなくなると借金は雪だるま式に増えていきます。こうなると債務整理をしなければならなくなるのです。
まじめな人ほど何とかして返済しようとしますから、却って借金が増えていくと言ったことにもなりかねません。もう返済できなくなるかも知れないと思ったのなら、早めに弁護士などに相談して債務整理を検討するべきでしょう。