2023/06/12
お金を借りて返済できない場合は、返済計画を見直す必要があります。それでも返済が難しい場合は、債務整理を行うことになりますが、ためらう人も多いようです。恐らくクレジットカードが使えないなどといった、マイナスのイメージが強いのかもしれません。しかし、督促の電話がかかって来たり、督促状を受け取ったりすることを考えれば、債務整理をしてしまった方がよほど精神面でも楽です。
また、いつまでも借金を引きずって返さずにいると、お金を貸した金融機関から訴訟を起こされてしまいます。債務整理は自分で行う方法もありますが、弁護士または司法書士に頼むのが一般的です。事務所で相談をして、金融機関に受任通知を出してもらいます。これで督促が止まりますので、その後は書類を準備して、事務所に提出するようにしましょう。
任意整理の場合は、一定の期間内で債務を分割返済することになります。費用は大体20万円から25万円で、5年間は新規のローンが組めません。自己破産の場合は、裁判所に破産宣告をして、債務を帳消しにしてもらいます。費用は25万円から30万円ほどで、ローンを組めない時期は7年間です。
また、自分で行う場合は、特定調停という方法を採ります。自分で裁判所に申し立てをして、調停により金融機関への返済額を決めます。内容的には任意整理とあまり変わりませんが、自分でする分、経費が少なくて済むというメリットがあります。それから、債務整理をしたいけどお金がないという場合は、法テラスの無料相談を利用すると便利です。
その人に合った弁護士や司法書士を紹介してくれ、収入が一定額以下の場合は、一時的に費用を立て替えてくれます。この費用は、後で分割返済することになります。